言語の壁をゼロに!マレーシアでトラブル時に役立つ「お助けレポート」活用法
旅行中や滞在中に、万が一「スリに遭った」「落とし物をした」「詐欺や事故に巻き込まれた」という事態に直面したら、まず提出するのが現地の「ポリス・レポート(被害届/届出)」です。
しかし、現地警察署での手続きはマレー語や英語が中心。言葉が通じず、状況を説明するのに苦労するケースは珍しくありません。
そこで在マレーシア日本国大使館が作成したのが「お助けレポート@マレーシア」です。日本語・マレー語・英語の3か国語が併記されており、必要な項目を「指差し」するだけで現地の警察官にスムーズに状況を伝えられます。
今回は、この「お助けレポート」の主要4パターンと実際の使い方を分かりやすく解説します!
盗難被害(Kecurian / Theft)に遭ったら
財布やパスポート、バッグなどを盗まれた場合は、保険請求やパスポートの再発給のために必ずポリス・レポートが必要になります。
お助けレポートを使うことで、以下の項目をスムーズに伝えられます。
- 盗まれたもの:財布、パスポート、携帯電話、バッグなど
- 犯人の情報:見たか、人数、性別、年代、凶器の有無(ナイフ・銃など)
- 発生日時・場所:いつ、どこで盗まれたか(または気づいたか)
- 所持金:財布の中にいくら現金が入っていたか

詐欺被害(Laporan Penipuan / Scam)に遭ったら
近年増加している投資詐欺、オンラインショッピング詐欺、ロマンス詐欺、電話詐欺などに遭った場合の届出用シートです。
ポリス・レポート作成時には、単に被害を伝えるだけでなく以下の情報提出が求められます。
- 詐欺の種類: 投資、ネット通販、電話、ロマンスなど
- 詐欺犯の情報:氏名、電話番号、日時など
- やり取りの履歴: 通話履歴、メール、WhatsAppやSNSなどのやり取り画面
- 取引証明:振込の領収書・送金証明

交通事故(Kemalangan Jalan Raya / Traffic Accident) が起きたら
レンタカーや車を運転中、あるいは歩行中に事故に遭った際、交通事故専門の警察署(Traffic Police Station)でレポートを作成するためのシートです。
- 相手の有無: 車両対車両、車両対歩行者、車両対物
- 事故の状況:日時、場所、お互いのナンバープレート番号
- 被害状況:車両の損傷箇所の有無、怪我人の有無と人数
- 当事者の立場: 自分が運転手か同乗者か

落とし物・紛失(Laporan Kehilangan Barang / Lost Item Report)をしたとき
盗難ではなく「自分でどこかに置き忘れた・失くした」場合の届出用シートです。警察署に届いていないかの確認や、紛失届の作成に使用します。
- 紛失物の特徴:色(黒、赤、青、金など)や形状
- 財布の中身:現金がいくら入っていたか
- 連絡先情報:帰国後に紛失物を受け取れるマレーシア国内の知人連絡先など

まとめ: 渡航前にスマホへ保存しておこう!
緊急時にはパニックになりがちです。言葉が通じない不安を減らし、手続きを最短で終わらせるためにも、マレーシアへ渡航・滞在される方は「お助けレポート」の画像をスマホに保存しておくか、印刷して持ち歩くことを強くおすすめします。
また、カード類を失くした場合は警察への届出と同時に、ご自身で直ちにカード会社へ連絡して利用停止手続きを行ってくださいね。
