撤退の危機を乗り越えたドトール唯一の海外店舗☕️責任者に独占インタビュー🎉

KL CAFE

☕️ 海外唯一のドトール店舗!ららぽーとBBCC店の魅力とマネージャー独占インタビュー

撤退の危機を乗り越えた「ドトールマレーシア」の歩みと情熱

NM
Near Malaysia 編集部

皆様、こんにちは!
日本の街角で誰もが知るカフェ「ドトールコーヒー(DOUTOR COFFEE)」。実は今、マレーシアにも店舗があるのをご存知ですか? かつてマレーシアに大々的に進出したものの、様々な困難に直面。幾度もの撤退の危機を乗り越え、現在はクアラルンプール(KL)で「海外唯一のドトール店舗」として、熱い情熱とともに再起を図っています。
今回は、お店の魅力や基本情報に加え、ドトールマレーシアの最前線で指揮を執るマネージャー・新井氏への独占インタビューを大公開!マレーシア事業展開の波乱万丈な歴史から、ローカライズの知られざる苦労、そして熱い想いまでを余すところなくお届けします。

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マレーシアのドトールはどこにある?ららぽーとBBCC店の魅力と店舗情報

現在、マレーシアで唯一営業しているドトールコーヒーは、クアラルンプールの中心地にある「ららぽーと ブキッ・ビンタン・シティ・センター(BBCC)」にあります。2022年6月に待望の再オープンを果たしました。

【店舗の雰囲気と居心地】
店舗はららぽーと4階のフードコート「Garden Dining」の一角にあります。フードコート内でありながら、ドトールお馴染みの黄色い椅子と木目調のテーブルが並び、まるで独立した店舗のような明るく落ち着いた雰囲気が広がっています。静かで座り心地も良く、KLのお買い物途中にホッと一息つくのに最適な空間です。
【メニューと価格:コスパ◎のジャパンクオリティ】
マレーシアのドトールは、現地のカフェチェーンと比較してもお財布に優しい価格設定が魅力です。
  • 定番ブレンドコーヒー: 7リンギットから提供。特にアイスコーヒーは香ばしい香りがしっかりと感じられ、「日本のドトールより美味しいかも!?」と驚くほどのクオリティです。
  • プレミアムドリンク&スイーツ: 静岡県産の茶葉を輸入して作る「贅沢抹茶ラテ」「贅沢ほうじ茶ラテ」など、日本の過去10年間のシーズンメニューから厳選したドリンクも楽しめます。大満足ボリュームのバニラソフトクリームやパフェ、コーヒーゼリーも大人気!
  • 特別感のあるパッケージ: フードコート内の店舗のためテイクアウト容器での提供となりますが、ロゴには日本国内の店舗にはない「カタカナ表記」を取り入れ、日本のブランドであることをアピールしています。また、店頭ではコーヒー豆(200g)の販売も行っています。
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【独占インタビュー】新井マネージャーに聞く、ドトールマレーシアの歩みと情熱

ここからは、ドトールマレーシアの陣頭指揮を執るマネージャー、新井氏への特別インタビューをお届けします。

① 波乱万丈の歴史。星乃珈琲店への転換、そして「ドトール存続」の危機

ーーマレーシアでの事業展開は、最初から順風満帆ではなかったとお聞きしました。

新井
新井マネージャー
「はい。実はマレーシアのドトールは2016年に事業をスタートしました。当時はローカライズ戦略を掲げ、スターバックスなどの強力な現地競合に対抗するため、ドトールの看板はそのままに、フードメニューや内装を現地に大幅に合わせて展開しました。1号店をジョホールバルに、2号店をクランのイオンモールに。そして、3号店はチェラスのベロシティに出店したのですが、立地選定などが時期尚早で非常に苦戦しました。

その後、2019年に現地法人からの提案で『星乃珈琲店』への業態転換を決断しました。ミッドバレーへの1号店出店が成功し、ペナンやスバンなど計5店舗まで拡大したのですが……コロナ禍などの影響もあり、最終的に星乃珈琲は全店舗をクローズし、事業から撤退することになってしまったんです。」

ーーそこから、どのように現在のららぽーとBBCC店(ドトール)へと繋がったのでしょうか?

新井
新井マネージャー
新井氏:星乃珈琲が撤退を決めた際、実は同時にドトールブランドの閉店・完全撤退の話も浮上し、まさに契約解消の寸前まで進んでいました。しかし、どうしてもマレーシアでの事業継続の可能性を諦めきれず、私がプレゼンを行い直談判しました。その結果、ギリギリのところで撤退を回避し、現ドトールコーヒーLalaport BBCC店を継続することが出来たのです。

② 「カフェ×英語×音楽」自身のキャリアと情熱が重なるマレーシア駐在

ーー新井マネージャーご自身のキャリアについて教えてください。なぜ海外事業の最前線に?

新井
新井マネージャー
「私は外国語大学の出身で、卒業後はカフェ専門学校に勤務していました。『カフェ』と『英語』への関心が強く、中途入社でドトールコーヒー・エクセルシオール事業部に入社に入りました。入社後は国内店舗の立て直し業務で実績を積み、社内公募制度を利用して念願の海外事業部へ異動したという経緯です。

当初は出張ベースで台湾やマレーシアの新店立ち上げや店舗運営、メニュー開発に携わっていましたが、2022年に前任者の退任に伴い、マレーシアの駐在員として赴任しました。先ほどお話しした撤退の危機を経て、現在はブランドの立て直しの最前線を担っています。

個人的には、ずっとやりたかった「カフェ」と「英語」を仕事を通じて実現できていることに大きな満足感を感じています。また、マレーシアでは日本人の音楽仲間にも出会い、音楽を通じて日本とマレーシアをつなぐ文化活動にも取り組んでいます。仕事でもプライベートでも、ここでしかできない経験や出会いに恵まれ、非常に充実したマレーシアライフを送っています!」

③ ローカライズの高い壁と、「ジャパンクオリティ」という戦略

ーー現在のマレーシアにおける事業戦略と、直面している課題について教えてください。

新井
新井マネージャー
「大きな課題は「ブランド認知度の低さ」と「ローカライズの難しさ」です。正直なところ、マレーシアでのドトールの知名度はまだゼロに近いです。日本のドトールはスピーディーなサービスも特徴ですが、マレーシアではゆったり過ごす文化があり、ファストサービスの価値をそのまま伝えるのは簡単ではありません。
「ジャーマンドッグ」は、ハラル対応で日本のような「パリパリ・プリプリ」の食感を出せるソーセージを探しましたが、理想的なものが見つからず断念。「ミラノサンド」も一時期販売しましたが、パンや食材のロス管理が難しく、継続を断念しました。日本食や居酒屋と違い、ドトールの武器は「コーヒー」です。「コーヒー×日本」というドトールらしさを残しながら、現地の文化や嗜好に合わせていく。そのバランスが、マレーシアでのブランド展開の難しさだと感じています。」

ーーその中で、どのように戦っていくのでしょうか?

新井
新井マネージャー
「武器は徹底した『ジャパンクオリティ(品質)』での差別化です。コーヒー豆自体はマレーシア現地で焙煎していますが、品質を担保するために毎月サンプルを日本の専門チームへ送り、細かなフィードバックを受けて味の調整を行っています。コスト面ではローカルカフェに劣る部分があるかもしれませんが、圧倒的な品質で勝負する戦略をとっています。

そして、現在海外にあるドトール店舗はこの『ららぽーとBBCC店』だけです。知名度がない中で、OEMや卸売事業を展開していくためには、実際に商品や世界観を体験してもらえる『ブランドのショーケース』としての実店舗の存在が、目先の売上以上に重要だと考えています。」
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おわりに:Near Malaysia 編集部より

いかがでしたでしょうか? 私たちが普段日本で何気なく利用しているドトールコーヒーですが、マレーシアでは星乃珈琲への転換や撤退の危機というドラマを経て、新井マネージャーの熱い情熱によって「海外唯一の店舗」として守り抜かれています。

ローカライズの難しさに直面しながらも、一切の妥協を許さない「ジャパンクオリティ」のコーヒー。ららぽーとBBCCを訪れた際は、ぜひ4階のフードコートに立ち寄り、その1杯に込められた熱い想いと深い味わいを堪能してみてください!

☕️ 店舗情報
店舗名
DOUTOR COFFEE(ドトールコーヒー)ららぽーとBBCC店
場所
Mitsui Shopping Park LaLaport BUKIT BINTANG CITY CENTRE(4階 Garden Dining内)
公式SNS
備考
※本記事はNear Malaysia編集部が取材・作成したものです
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